団体沿革
2002年に慶應義塾大学の「ファッションビジネス研究会」から独立する形で設立。2009年からESMOD
JAPONと提携した授業を開始し、2010年から毎年ショーを開催している。2012年にインカレ化し、今年度は合計で120名程度の部員が所属。社会に対する問いかけや主張を「服」や「ファッションショー」を通じて表現する。
私たちが“ファッションショー”という媒体を選択する理由
私たちのファッションショーは団体と社会を繋ぐコミュニケーションの手段である。あらゆるものがその一回性を失い、何度も繰り返し再生される現代。私たちは「ある瞬間」を「体験」することにこだわり、実際に観て肌で感じる、ファッションショーを通した表現と意志の表明を行う。
服と人間が一体となって風をはらみ、動いている姿は美しい。大量生産・大量消費が加速し、何かしらの“媒体”を通して服を見ることに慣れてしまっている現代において、こうした服の本来の姿を忘れかけてはいないだろうか?私たちKeio
Fashion
Creatorが“ファッションショー”にこだわる理由の根本には、これらの認識と問いかけがある。服は身体の最も近くで自分を守り、同時に力を与えてくれる存在でもある。人間が纏うことでいきいきと輝く服本来の姿と、服を纏うことで私たちに与えられる強さを伝えていきたい。
同時に、“ファッションショー”という形態は、異なるバックボーンを持つ部員が織りなす個人的なストーリーを“一つの物語”として完成させる舞台である。部員それぞれの想いや考えと団体が社会に向けて発進する主張、その双方がファションショーを通して一つになることで、より強いメッセージを発信できると考える。